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前回のあらすじ 起死回生を図るべく警察犬を目指すも 持ち前の和犬の血であろうか、集中力のなさを遺憾なく発揮し 見事挫折した晴風候補生はひどく落ち込み 単身傷ついた心をいやすべく海外に高飛びしようとするも 四本の脚すべてに装備した狼爪が金属探知機に反応し またもや東京地犬特捜部に追われることとなる・・・ は、おいといて 他人行儀な距離感を保ちつつの散歩を幾度か繰り返すうちに お犬は絨毯の部屋で横になるようになった 隣に座って頭を撫でると気持ちよさそうな顔をするので 隣に横になって眠ることにした、とにかく四六時中お犬と一緒であった 数日間、散歩も寝るのもいつも隣にいるのが当たり前になっていたので どこが関係性の変化の境目だったのかはわからないが 気づくとお犬はあんなに怯えた相手だった人間の脚に絡みつき 仰向けになって眠るようになっていた 結局このはなしはここであっけなくおしまい いまではわざと手を振り上げて「ぶっちゃうぞ～」みたいなポーズをしてみても 「あ、撫でたいんですか?仕方ないｯすね～おさわりちょっとだけっすよ～」 みたいな顔で微動だにしない でもこのお犬の躾が最初からほぼ完璧だったのは 厳しいトレーニングの賜物であったなら 我が家はその恩恵に預かってると言えなくもないので複雑だ まあそれが100パーセント悪いのかと言うとよくわからない とりあえずひとつだけいえるのは やっぱりこの手はお犬を撫でるために使う方針であるということなのだ おわり 写真は脚にからみつくお犬 ブログ村 元捨て犬・元保護犬
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前回のあらすじ 肉球の数を虚偽申告した疑いで東京地犬特捜部からマークされたお犬、 晴風容疑犬（３）は一発逆転を狙い警察犬になるべくトレーニングを開始する。 ではなくて、軽く手を振り払った動作を見て怯えてしまい、台所の隅で引きこもりになってしまったお犬をどうにかするべく、とりあえずひたすら散歩に連れだし親睦を深めることにした、過去に厳しく躾られた痕跡の疑われるお犬に、新しい飼い主は「暴力をふるうもの」として認識されたらしく散歩以外のときは近づいてもらえないからだ。 とりあえず歩く…ひたすら歩く…決してリードの握り手を振り返ることなくお犬は歩く。 休憩する、やや距離をとって座るお犬。後ろから頭を撫でる、 この手はお前を撫でる手だ、決して叩いたりすることのない手なのだ。 よそよそしいお犬とのぎこちない散歩が続いた。 つづく 写真は台所を越えてこようとしないお犬 ブログ村 元捨て犬・元保護犬
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お犬がうちにきた日、彼女は最初玄関や台所にいたが、しばらくするとおそるおそる近づいてきて絨毯の上にしゃがみこもうとした、その姿を見てオシッコをしようとしてるかと思ったので軽く手で払おうとすると、お犬は震え上がるかのように驚き、怯え、 また台所に戻ると二度と絨毯の部屋には入って来なくなった。 台所から絨毯の上に来て、少しだけ心を開きかけたお犬はうちにきて1日目、 いきなり台所のすみで引きこもりになってしまった。 後から、お犬を保健所から引き出してくれたあずかりさんの日記にも似たようなことがあったと書いてあるのを知り、無駄吠えしない、脚側歩行ができる、トイレ完璧の彼女の背景には～あくまで推測にしかすぎないけど～暴力による躾があったのではないかと考えるようになった。 ・・・すいません、晴風官房長官、今真面目な記事を書いてるんで邪魔しないでください、魚のぬいぐるみをくわえてきても無駄です。ペットボトルを破壊しないでください、僕のビーズクッションの中身を引きずり出すのやめてください。 とりあえずお犬がからんできたのでこの顛末は次回につづく。 写真はうちにきたばかりのお犬 ブログ村 元捨て犬・元保護犬
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ブラッシング、シャンプーはクリアしてきたが爪切りは困難を極める
しかしそんななか編み出した爪の切り方を紹介しよう！ よいこは真似しないように。 まず、散歩から帰ってお犬と共に風呂に入り足を洗う←この際双方全裸 お犬に安心感を与える意味も込めて全身で抱き締め切りたい爪の脚を手に取る。 素肌でお犬の毛皮のぬくもりをまんべんなく味わう←変態 ここでいよいよ、爪切りを爪にあてがう訳だが、だいたい全力で抵抗される。無理に脚だけを引っ張ると危険なので優しい言葉をかけつつさらに抱き締め安心させる、 毛皮の感触がたいへん気持ちよい←変態 すると動きが止まるのでここで一気に爪を切る。 今日はここで終了、後はともに風呂から上がり、お犬飯を与え、共にお昼寝。 おやすみなさい。 あれ？オレ全裸のままだ。 犬ブログランキング
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